「・・・あやなみ・・・・・」

 薄明かりの中の天井、綾波の部屋だ。
 僕は寝てしまったんだろう、ノックも含めて夢だったんだろう、嬉しかったけれど・・・・
 綾波のベットの微かな匂いが蘇ったような気がする。
 暖かい気がした・・・失った者・・・・


 「なに?・・・・」


 幻聴?返事が返って来た。慌てて飛び起きる、僕。
 周囲を見回す。・・・・・・居る!・・・・・人・・いや・・・・・綾波が居る。



 言葉が詰まる、何も出ない・・・・


 「・・・・おはよう、碇くん・・・・・」

 綾波が言った。視界が滲む・・・・しっかりしろ、しっかりしろ。しっかりしろ。
 意識が遠ざかりそうだ・・・・倒れちゃ駄目だ、倒れちゃ駄目だ、倒れちゃ駄目だ!
 自分の意識を自分でしかりつける。

 「・・・・・・・綾波・・・・だよね。・・・」

 「そうよ・・・・何度聞くの?・・・・」

 何度?・・・・あ、その前に・・・・

 「おはよう、綾波・・・・・」

 「ええ、おはよう、碇くん」

 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
 何を言おう、何から話そう、山のような質問・・止まらない感情

 「・・・・・笑って!・・・・・」
 え!・・・・見上げた僕の目の前に、綾波の顔が有った。

 「碇くんが言ったのよ、こうゆう時は笑えって。」
 綾波は泣いていた。

 「・・・・・・・・・・・・・」
 僕は泣き笑いになった、疑問は有った・・・気にしなかった。

 綾波はゆっくり僕の肩を抱いた。

 「・・・・・・ただいま・・・・・・碇くん・・・」
 
 「おかえり、綾波」
  ほとんど自然に言葉が出た。



新世紀エヴァンゲリオン勝手なSS
「もう一つの人類補完計画」 その2
「REI」


それから数分僕たちはそのままだった。僕の鼓動がゆっくり安定してくるまでそのままだった。


 僕の心臓が充分落ち着いたあと、綾波が体を離しながら言った。

 「・・・まず、食事をして・・・用意したから・・・」
 
 「・・・・・・・・・・・・・」
 僕は食欲は無かった。

 「・・・・栄養失調、ビタミンの偏り・・・体力の消耗、意識の不安定・・・・暖かい物を食べれば落ち着くわ。話はその後、今は食べて。・・・・・」

 綾波が食事のトレーを持って来た。それは、戦自のレーションだった。それが僕を現実に引き戻した。
 綾波は、戦自のジャケットとネクタイを外した格好だった。
 その着乱れたシャツが目に留まり開かれたボタンの間に目が行ってしまった。

  
            
 「・・・どうぞ」
 綾波がトレーを渡してくれた。

 「ありがとう、いただきます。」
 自然とその言葉が出たのが不思議だった。

 「・・めしあがれ・・・・」
 それが帰って来たのが不思議だった。
 僕の目は、本当に見たいはずの綾波の顔から、少しそらせていたがどうしても下に行ってしまう。

 「・・あ、綾波、お願いだけど、シャツのボタンを少し留めて・・・・・・」

 「・・・・え?・・・これは碇くんがしたのよ・・・・覚えて無い?・・・・」

 僕はこの時まだ食事を口に運んでいなかった事を感謝した。
 「げほ!、ごほ!・・・・」

 「大丈夫?慌てて食べなくていいから、ゆっくり食べて・・・」
 いや、僕がむせたのはその理由じゃ無いが・・・綾波は僕の背中をさすってくれた・・・・いや、ちょっと胸が目の前で・・・

 僕が落ち着くと、綾波は、シャツのボタンを一番上を残して留めてくれた。
 僕はその間に、少しづつ食事を食べ始めた。久しぶりに食べる、まともな食事は美味しかった。
 綾波の言うとおり、食事は僕の頭を整理してくれていた。

 ポテトを潰した物に、コーンをまぶしたような物をスプーンで掬いながら、僕は自分なりに整理した順番で話を始めた。綾波は、この部屋唯一の椅子、丸椅子に座り僕の目の前に居た。

 「綾波は生きていたんだね。」
 
 「ええ、今生きてるわ・・・・・・疑問に思って居るのね。・・・・・・・・私は四人目よ。松代で意識が戻ったの。」

 「松代?」
 僕は松代の施設は知らなかった、試験場が有るのは知っていた、ネルフ第二実験場と言う物のはずだ。そしてもう一つ浮かんだ、アスカの行った所で、MAGIが有ると言っていた。

 「・・・・・・・・・・」
 綾波は、次の質問は?と言う目で見ていた。

 「四人目なんだ・・・・松代・・・アスカには会った?」

 「・・ええ、伝言を頼まれているわ。・・・彼女が支度をしてくれたの。」

 「四人目・・・・でもさっき、笑ってと言ったよ、それは・・・僕が二人目に言った言葉だよ。」

 「ええ、記憶は電子化など出来ないわ、魂に付属した物、だからしばらくたてば戻るの、バックアップはあくまで補助的な物、標準的な学習やエヴァの操縦方法などを、記録していた物そして、記録の断片、その引き金的な要素しかバックアップ出来ないわ、どうしても足らない部分はMAGIに有る情報へのリンク位置とか、その程度をバックアップするのが限界で、本当の記憶は、魂と共に有るわ。だから、最初にバックアップから入れられた物の方が邪魔で、その整理をしきるまで、意識が朦朧とするの・・・今回はバックアップが入れられなかった分、記憶が鮮明なの。三人目の時は全て思い出したの1ヶ月以上後だったわ。・・・・・・・記憶の順番を整列させると言うのが正しいと思うわ。・・・」

 「じゃあ、三人目の君は、二人目の記憶を持っていたの?」

 「・・・ええ・・・」

 僕はこの時、大きな罪悪感を感じていた。僕は、二人目と三人目を別の人格と考えた・・・そう三つ子の三人目のように・・・・人知を超えた世界。しかし、綾波は唯一の魂、記憶で出来ている。何か一つ見えたような・・・・だとすれば、綾波の意識はリリスの意識・・・

 「・・・・ねえ、綾波は・・リリスなの?・・・・」

 「・・・・ええ、そうだったわ。・・」
 過去形!

 「綾波、だった、って言うのはどうゆう事?!」

 「それは、話が複雑で長いわ、リリンの計画・・・・人類補完計画も含んだ、15年にわたる長いお話。・・・それは、それを食べ終わって、紅茶を飲んでからにしましょう。・・・まずは、冷静になって。」

 僕は聞きたかったが、食事を食べて行く内に、確かに冷静になっている自分を感じていた。

 「碇くんには、話さなければいけない事が沢山と、沢山の人からの伝言が有るわ。私からも、ゆっくり整理して話さなければ、混乱してしまうわ。・・だから、お願い、それを全部食べて、落ち着いて紅茶を飲んで、私たちには時間は無限では無いわ。」

 「綾波!無限じゃ無いって・・・綾波は消えてしまうの?」

 「ええ、いつかは・・・でも勘違いしないで、この肉体の限界と言う意味、それは人と同じと言う意味、碇くんがいつか死ぬのと同義よ。」

 「人間と同じ?」

 「ええ、正確には違うけれど、広い意味では同じよ、時間が無いと言ったのは、碇くんは今日中にここを出なければいけないから。・・・今日が13日目だから。」

 「それは命令、それとも綾波の意志?」

 「いいえ、要請、碇くんのお父さん、碇指令からの私と碇くんに出された要請」

 「父さん!・・・父さんは生きてるの?」

 「いいえ、人として生きていないわ、たぶん魂も、記憶も無いわ。・・・・死んだと同義だと考えて!」

 「何で死んだ父さんの要請が有るの!」

 「私宛の手紙が有ったの。碇くん宛てのも有るわ。それを届ける事、それは、碇指令の私への最後の命令」

 「それで来たの?」
 僕の気持ちは落胆しそうだった・・・・父の命令で来たのか・・・

 「いいえ、来たのは私の意志、碇指令の命令は、三人目のように一ヶ月混乱していたら間に合わないから用意された命令書よ・・・・今の私は、私の意志で動いている。」

 「それじゃあ、綾波が僕の所に来た理由が有るの?」

 「ええ。ただそれが命令と一致していただけ。そしてその理由も長くなると思うから、ゆっくり落ちついてから・・・・それと、全てを説明するのは、一日では多分無理・・・・弐号機パイロットからの要請に、松代に来て欲しいと言うのが有るの、私か持っている限り、今日ここを出なければいけない以外に、何処に行けと言う物は、これしか無いわ・・・・・碇くんに意志が有るならそれに私は従うわ、何処に行くかは碇くんが決めるの。」

 「・・・・・・・・・アスカが呼んでるのか・・・・・・・・」

 「・・・ええ、碇くんに来る事を要請してるのは、その伝言だけよ。・・・・・」

 「・・・・・・・・松代か・・・・・行く宛ても無いから行こうと思う。」

 「・・・・解ったわ、まず時間的に見て、先に言わなければいけない事から説明するようにするから・・・・・・そろそろ大丈夫?紅茶の用意をするわ。」

 「うん・・ごちそうさま、ありがとう。」
 綾波は凄く冷静だと思った。戦闘中の綾波のよう・・・・綾波の気持ちを知りたい。綾波はキッチンにトレーを持って行き、それを置くと、何かに火をつけているようだった。うっすらガソリンの匂いが漂ってきた・・・・ああ、キャンプ用のガソリンコンロだろう。日の出前の時間のしらみかけた空の明るさを感じた、徐々に明るくなっている、13日目にここを出なければいけない・・そう綾波は言った、父の指示だとも言った。行き先は無いとも言った。僕の来る事を願っているのは、アスカからの伝言だけだと。
 綾波は僕が混乱しないように順序だてて話してくれる気なんだ・・・・それは、ありがたいと思った。
 綾波がゆっくりこちらに戻って来るのを僕は見ていた。

 「お湯が沸くまで少しかかるわ・・・最初に、碇指令の手紙を渡しておくわ」


 「父さんの手紙?」
 綾波が近づいて来て・・・僕の足元にかがんだ・・・な、何をするの・・・・それはすぐ理解できた、さっきまでのほのかな明るさでは解らなかったけれど、僕の足元に綾波の着てきた、戦自の上着とネクタイが有った・・・・くちゃくちゃになって・・・・・・綾波はその上着の内ポケットからメモの張られた茶封筒を取り出して、僕に差し出した。




 封筒はそれほど重く無かった。

 「碇指令からの手紙、私が目覚めた部屋に、私への手紙と、命令書と一緒に有ったの、これを碇くんに届けるのが、私のファーストチルドレンとしての最後の命令、渡した時、私は、ファーストチルドレンで無く、綾波レイに戻る、そう書かれていたわ。」

 「・・・・・・・・・・・・」
 僕は無言でその手紙を受け取った・・・何かの命令書だったら・・・握りつぶしたい気がした。

 「・・暗くて読めないかも知れないから、メモの内容を言うわ、・・・すぐ開ける必要は無いわ、それは碇指令からの手紙では無く、碇シンジ宛ての、碇ゲンドウからの手紙です。心が落ち着いてから読むように書かれているわ。・・・・これで私は、ファーストチルドレンでは無いわ。」
 綾波の目は落ち着いていた。彼女の言う、ファーストチルドレンで無いと言う意味が少し解らなかった。彼女は何を思ってそれを付け足したのか?

 綾波の目は、僕が持つ茶封筒にそそがれていた。僕がこれを開けるか開けないか・・・そうゆう事なのだろう、それで彼女に説明する順番が変わる可能性が有るのだ。

 「今は読まないよ。」

 「お湯が沸いたわ、少し待って」
 綾波はキッチンに向かった、ティーバックの入ったカップにお湯を注いでいるのが見えた。
 戻ってくると思ったが、彼女は、じっと思いつめるように、カップを眺めていた。
 綾波が戻ってきたのは、紅茶が出来てからだった。両手に軍用と思われるカップを持って・・

 「・・・はい、紅茶」

 「ありがとう、美味しそうだね。」

 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
 薄明かりの中で、綾波が微笑んだような気がした。

 僕も、綾波も一口飲んだ後一呼吸置いて綾波が話し始めた。

 「葱流・アスカ・ラングレーからの伝言を伝えます。」

 「うん」
 弐号機パイロットから、呼び方が変わった事に気が付いた。この変化は何なのだろう。・・・・もしかすると、ファーストチルドレンで無くなった事と連動している・・・僕は一つづつ見えてくるような気がした。
 綾波はなにか、困ったような顔をしたり、伝言を忘れてしまった訳では無いだろう・・・何か困ったようにして、、次の言葉が出てこないようだ。


 「・・・・・・・・・・・・・・・言われた通りには伝えられません・・・・・・要約すると、碇くんに出来るだけ早く松代に来て欲しい・・・出来れば今日中・・・・・」
 今日中と言った所で、綾波は目を伏せたのが解った。
 なんとなく解った・・・たぶんアスカの伝言の原文はこうだ・・
 「「バカシンジ・・・ボケーっとしてるんじゃ無いわよ、サッサそこから出て、松代に来なさい・・・・・ファーストとイチャイチャしてないで、今日中に来んのよ、朝帰りなんかしたら、ただじゃ済まさないわよ!」」
 たぶん、遠からずと言う所で当たってるだろう・・・ここで殴れとかも含まれるのかも知れない、綾波が考えながら右手を開いたり握ったりしていたから。
 僕は、元気なアスカを思い嬉しくなったの、そして、綾波がその伝言をどう伝えようか悩んだのを気付いておもわず顔が笑ってしまった。

 「・・・・・どうしたの?・・・・なぜ笑うの?」

 「ああ、ごめん、綾波の態度で、アスカの伝言の原文が解ったような気がしたから。・・たぶん、バカシンジから始まるんだよね。」

 「・・・ええ、どうして解ったの?・・・」
 うわ・・・綾波!その目をまん丸にして顔近づけるやめて、可愛すぎる。

 「今の伝言は、碇くんの中で、原文として翻訳され理解したと解釈していい?」
 綾波どうゆう言い方だよそれ、とはいえその通りです。

 「うん解った、理解した。」

 「・・じゃあ、これはポイっと」
 綾波、これは真剣な話じゃ無いのか・・・そのポイって何そのポイって・・・今の仕草は異様に可愛いけど、ここまでの流れと合って無いぞ。

 「綾波その、ポイって・・」

 「・・碇くんに伝え説明しなければいけない事は、あまりに多いわ、だから、この伝言の記憶は捨てたから、もう聞かないでねと言う意味よ。」
 元に戻ったけど・・そうゆうシークエンスは有ると思うけど、口に出して言うって変だよ。まるで呪文のようだよ。
 でも何か解るような気がする、もう一度僕が聞いたら、また、殴ろうか、ビンタにしようか考えて・・・ひょっとするとムナグラ掴んでとかも入ってるのかも知れない。そうゆう行動も含む伝言ならば、そう言いたくなるのも解る気がする。・・・ただ、その仕草があまりに可愛かった。

 紅茶をお互い一口ずつ飲んで綾波は続けた。

 「松代に今日行くとしたら、昼前に出なければだめ」
 
 「でも松代まで、80キロも有るよ」

 「大丈夫、下に車が有るわ。」
 そうだ、綾波がここまで歩きで来た訳じゃ無いんだ。

 二人はまた紅茶を飲んだ。
 
 「お父さんから、私宛の手紙に有った内容を言うわ。」

 「父さんから綾波に・・」

 「そう、・・・シンジを探し、手紙を渡したら、13日に二人で外に出るように、あとは二人で相談して決めるように。」
 ああ、13日後に出なければいけないとか、何か不可解な気はするけれど、だいたい何処かに引き篭もってるのさえ解ってるような・・・・まあ、解るかも知れないな。二人で相談って今後の事かな・・・わりと漠然とした話だな、そしてそれは逆らうほどの内容も含まれて居ない。・・・・いや、何か引っかかる気がする何だろう。

 「・・・・・・・・それで、全部?」

 「いいえ」

 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
 いいえならばで、僕は待っていた。
 
 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
 綾波は困ったような仕草になっている。

 「え、残りは?」

 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・言えない・・・・・・・・・・・・・・・」
 消え入るような声で綾波は言った。同時に彼女は完全に下を向いてしまった。

 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
 もっと大事な話のはずなのに・・・なんだよ、父さん何を書いたんだよ!

 「・・・・・たぶん、碇くんへのお父さんの手紙の中に、その答えは有るわ、碇くんが、お父さんの手紙を今読まないから、たぶん共通する部分だけ伝えたのそれ以上は、許して。・・・・・・・」
 ああ、なるほど、今日出なければいけないと言う事だろう、それが、父の手紙に有るから時間的に重要な部分の順に伝えているんだ。少し綾波の行動を理解し始めた。父の手紙を読めば解る事なんだね・・・

 もう一度紅茶を飲む。

 「解った、今日中にここを出て松代に向かう事にする。」

 「はい!」
 うわ・・・いきなり顔を上げて、満面の笑みで返事するほどの事かな。

 「・・・・・・・・・・・・・・・・」
 その動揺で僕は二の句がつげなかった。

 「・・・・・・・・・・・・・・・・」
 綾波の目の焦点が合っていない、何かを考えている表情だ・・・・

 「松代に行くと、僕と、アスカと、綾波の三人だね、どうやって生きていこう。」

 「人類の数の意味、魂の数の意味、リリンの総数の事、チルドレンと呼ばれた人の数のこと?」

 「え、なんてややこしい言い方をするの?」

 「碇くんが漠然と聞いたから・・・三人と言う意味が解らなかったの、たぶん碇くんは誤解していますから、「人類補完計画」の結果から説明するわ。そう・・知らなかったのよね・・・・」

 「結果?・・・・僕と、アスカと、綾波以外に人は生きているの?」

 「ええ、人類は生き残ったわ、「二つの人類補完計画」は失敗したわ。三つ目・・正確には一番最初の「人類補完計画」さらに正確に言えば、これに計画と言う名前さえ無い物は、まだ未定よ、人類の総数は数えられないわ、でも、地球上の全人口の20%程度生き残ったと推測されているわ。」」

 「三つの人類補完計画!それは何!」

<つづく>
<章の題名は最初はREI4でしたが、内容がもろばれになるので止めました。>
<胸ポロとかは完全に余興のいわゆるサービス・サービスゥの一環です。>



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