「ダブリスを私のお腹から出す方法は碇くんが知っていると言ったわ。ダブリスを出して上げて。」



 僕はこの件を後日に回す説得をするのに20分を消費した、頭脳明晰、異常なまでの反応速度を、当たり前のように使う綾波が、知らない事が一杯有った。ちょっと前に、卵子と精子がと、真顔で説明した本人かと思うほど、じゃあ、その精子をどうやって入れるのって言う所になると、完全に情報が欠落しているのだ。どんな強烈なCPUで、素晴らしいソフトが有っても、データーが無ければ話にならい。なんとか、今晩以降と言う事で納得してもらった時には、綾波のチェストの上の、赤城博士の薬袋と、捻じ曲がったメガネが、大笑いしているように見えた。(僕を弄んだんだ、僕を弄んだんだ、僕を弄んだんだ、僕を弄んだんだ、)

 綾波を納得させたのは、結局、その作業は、一時間や二時間では出来ないと僕が言ってやっとだった。

 可能なかぎり、早くその作業時間を確保して、その作業概要を説明すると言う、まるで、サルベージ計画書を書くような事も、飲んで、やっと今はその件は保留する事になった。

 参ったのは、カヲル君の、「碇くんなら出し方を知ってるから大丈夫」の言葉を、僕の名前で完全に納得してること・・・・うかつに、僕が、「うん、知ってるけど」と真っ赤になって答えた結果が、これである。ただそれで安心した綾波の顔が印象的だった。

 (その後、体内のカヲルくんから、非常に好意的かつ、ありがた迷惑なアクセスが有り更に動揺するのは「渚・カヲル・サルベージ計画書」を書いてた時だ・・いわく・・・「シンジくん、僕は最初に出ないよ、最初の子に僕が生まれるなど、人として許される行為では無いよ・・・僕は、使徒の能力を持ってここに居る、それは弱い物だけれどもATフィールドも張れる・・・僕は君への友情と、僕の魂を賭けて、君の最初の子供と、その母体・・・・僕の母になる人を守ってから出るつもりだよ。・・・僕が再生した時は、能力は失われて、意識も封印されているはずだ・・・・僕は、今自分に出来る最善の事をするよ。・・・・お父さん」・・・・その後二日程度、僕の顔から、不気味な笑いが消えず、シンジがカヲルに乗っ取られたとアスカが騒いだの後日談としよう。)

 
 僕が、ここを出るまでに欲しい情報だけは聞くことにした。

 「なぜ綾波は戦略自衛隊の制服なの?」



新世紀エヴァンゲリオン勝手なSS
「もう一つの人類補完計画」 その5
「NERV」


 「これは、葱流・アスカ・ラングレーの命令よ、指示、要請に近いけど。・・彼女には、私に対する命令権が無いもの。・・・・・・説明を納得したから着たわ。」
 僕ならば、普通の説明なら絶対、戦自やNERVの制服を着たくは無い・・そう思った。

 「アスカの指示なんだ・・・」
 
 「ええ、・・・理由は、ここへ私が来た車にも有るわ・・・・私が乗って来たのは、戦略自衛隊の高機動車の防弾装備よ。」

 「え・・・・・・・・・そうだよね、僕は自転車でさえ担いで通った所も有ったから、そうゆう乗り物以外ここには来れないよね。」

 「ええ・・・・それと、碇くんが勘違いしたように、この第二東京市から、半径50kmは、疎開命令が出ていたので、人口密度が極端に薄いけれど・・・ゼロでは無いわ。・・・碇くんは被害の激しい場所に居たから気付かなかっただけ。」

 「え?」

 「わずかだけれど、疎開しなかった子供がいるの。」

 「うん」

 「破壊されきった町、大人を失い、そして、この半径50km以内には、戦略自衛隊が展開していたわ・・・武器の多くはこの第三東京市と共に消えたけれど・・・充分な量がここに放置されているわ、その50kmに含まれる、御殿場には、戦略自衛隊の研究所・・「戦自研」と呼ばれた物さえある・・そこにはN2爆弾さえ存在するわ。」

 「N2!」

 「子供だけになったから平和になったんじゃ無いの。混乱は有るわ・・」
 僕は暗い気持ちになっていた。

 「その中を、戦自の車両で、通過してここまで来る・・・普通の服の操縦者が乗っていたら・・・どんな気持ちになる?」

 「・・・・・・たぶん、秩序は失われたと感じると思う・・・」

 「・・・・・完全に正装した、軍服の人間が乗っていた時どんな気になる?」
 
 「・・・・・秩序がまだ残っていて、きっともうすぐ自分たちは救出されるって!」
 僕は、ここに来るまで、ここに居る間、ふとした物音に空や周りを見ていたから解る・・・その目が探していてのは、救援者で、たぶんそれは、戦自のヘリや、ジープやトラック・・・・戦車や装甲車でもいいと思っていた。・・・この第三東京の空を、空自の偵察機が飛んだら、どんなに心が救われたかと思った。

 「・・・・そう、そうゆう事・・・・だから、私たちは、今は、戦自の制服を着るべきだと、彼女はいい、彼女も着てるわ。」

 

 「・・・・・・・・・・・・・・・」
 アスカも頭脳明晰だけれど、人の事をそこまで考える人では無かった。自分の嫌な物は、何があっても着ない・・・約二週間前赤いプラグスーツの上だけTシャツに替えて、松代に向かった風景が思い出された。アスカは苦労して、松代に着いたのだ・・・そして、きっと、途中で、戦自の車に換え・・・そこから、ラフな格好で車から降りた時に、きっと何か知ったんだろう。・・・彼女は、この2週間で、ずっと大人になっている・・・僕は自分が情けなく感じた。

 今何をし、自分に何が出来るのか・・・そこから考えなければいけない。





 「たぶん、碇くんが、ここから無血で出れる可能性は日を追うごとに減るわ・・・町に、残っている生鮮食料は、もう確実に失われてる・・・レトルトや簡易食料はまだある筈だけれども、無くなる可能性は見えてきてるわ・・・・1ヶ月も放置したら、カンズメ一つを巡って、争いになり始める。・・・・・そして、世界的に見れば、N2や核弾頭・・・・そして未完成だったエヴァンゲリオン3機が何処かに残ってるわ。・・・・私たちに、悩んでる時間はあまり無いわ。」

 「・・・・エヴァがまだ有るの?・・・」

 「・・・・ええ、でもそれは、大きな脅威では無いわ。・・・・」

 「エヴァが大きな脅威では無いって、どうゆう事」

 「・・・量産型エヴァンゲリオン・・S2機関装備のタイプの、耐用年数は、たったの1年よ、的確な整備をしなければ、一度動かせば失われるわ。自分の体重に耐え切れず、もがき苦しんで死を待つだけの兵器になるわ・・・・大きな兵器は、大きなエネルギーを消費するの、そしてS2機関仕様のエヴァは進化する兵器、進化の最終到達点は自滅、だからエヴァは無力よ。エヴァは、使徒のように完成してはいないから。」

 「・・・・もし完成していても、一度の出撃で終わりなんだね。・・・・」

 「・・・ええ、30分はもたない・・・・貴方も見たと思うけれど、細胞が耐えられず、石化して自滅するわ。・・・これは、戦車にもあてはまるの、80トンも有る戦車は、燃料が全て有ったとしても、120km行動すれば失われるわ、正規の物を補給しなければ、ただの鉄くず・・・・それは近代兵器ほどすぐに動かなくなるわ。」

 「・・・・・・・・・そうか、でも今は動くんだね・・全てが・・・」

 「・・・・そう、そしてこの第三東京市から、半径50kmは、人口比に比べて、武器保有量が100倍以上と考えられてるわ。・・・・・戦車や、装甲車、自動小銃や拳銃が、そこらじゅうに落ちていると言っていいの。」

 「・・・・・・・松代・・・・松代はどうなってるの?」

 「葱流・アスカ・ラングレーの行動が早かったので、治安体制を引いてるわ、半径5kmの絶対防衛圏を掌握し、現時点ではたぶん戒厳令下に有るわ・・・・彼女は、自治政府を提唱するつもりらしいわ。治安維持には必要だからって・・・・・戦自の幼年科が少しだけ生き残っていたの。・・・・・NERV第二実験場の設備も健在で、MAGIも稼動してるわ。」

 「NERVもMAGIも有るの・・・」

 「ええ、でもMAGIにも耐用年数がある筈よ・・・・生き残った発電所を稼動継続させて、接続が可能な限りの、町に電力を供給してるわ。」

 「じゃあ、明かりがついてるんだ・・・」

 「ええ、日本全国の、60%位・・・・でも、小さな物理消耗は避けられない・・・MAGIの予想では、1年以内に、20%に減少するわ。・・・・何もしなければ、3年後は0%よ、それ以前にMAGIの維持が不能になるはずよ。・・・・その時、人類は原始人に向かうわ。」

 「・・・・・・・・・・・・・2年以内に最低限の秩序って事か・・・・・・最長老が14歳で・・・・」

 「そうよ、可能ならば、世界規模でね。」

 「そんなの無理だよ!」



 「諦めないで!」



 僕は、母さんに叱られたような気がした。

 「・・・・・・・・・・・・・・・」

 「何も無くなった、この50km圏内の子供たちじゃ無いのよ。・・・・・・私たちにはMAGIが有って、たった100人だけど、戦自の教育を受けた、子供も居るの、碇くん一人でやれとは言って無い、葱流・アスカ・ラングレーも、綾波レイも居るのよ。」
 僕はハッとした。今僕に出来る事をすればいいんだ・・・全部を助けるとか考えなくていいんだ・・・可能な限りやった結果・・・・それだけでいいんだ。

 
 「綾波、ありがとう、解ったよ僕はここから松代に行って、アスカと話して見る、僕に出来るだけの事をしよう、綾波手伝ってくれる?」

 「私に命令出来る人・・・それは碇くんだけよ。」

 僕は、僕は・・・自分の事しか考えていなかった・・・・・結局、あの父でさえ、僕の事を考えていたと言うのに・・・綾波は、僕の事を考えてくれてる。・・・アスカは、日本の事、世界の事を考えてる・・・・・僕は、大人にならなきゃいけないんだ。・・・・・そして僕には、沢山の友人が居るんだ。(ひとり、人のお腹の中で、傍観者を楽しんでる、とんでも無い力を秘めた友人の事は、この際無視してもだ・・・彼が覚醒したとしても、100%間に合わない。)


 「行きましょう、そろそろ時間よ。あと15分でお昼だから。」

 

 「・・・・・綾波、あと少しだけ時間が欲しい、僕はここで、父さんの手紙を読んでから行くよ。」

 「ええ、いいわ、私は、ここでの最後の紅茶を入れるわ。」
 綾波は気を効かせてくれたのだろうか、僕から離れて、キッチンに向かってくれた。
 僕は父さんの手紙を取り出した・・・・封を切る躊躇は無かった。

 手紙が一枚、NERVの書類が2枚出てきた。

 手紙を読み始めた・・



碇シンジへ

 
 ご苦労だったな。
 
 この手紙はレイが持っていく確立の方が高い、それは私の「人類補完計画」は失敗したが、ユイの考えは、より良い意味で、お前に届いた事になる。
 それもまた、もう一つの「人類補完計画」の流れだ・・・なんら問題は無い・・・・そして、これは母さんが10年前に立てた計画だ、私はそれをより良くなるように修正したに過ぎない。

 全ては、お前の母さんが、10年前に、実行に写した計画で、私でさえ、それに踊らされていたのだろう。
 しかし、時を追いながら、気付くのは、私の計画さえ、母さんは予測し、それが最後にお前に帰着する事を知ったのは、レイが自爆した直後だった。
 私は、自分の、計画の甘さを呪った、同時に、本来の人類補完計画が事実上無意味なのももう一度理解した。

 私が唯一、母さんの計画の外で実行すべき事を決めたのはそのすぐ後だった。三人目のレイが覚醒すると同時に、予備のレイ一体を、松代に移し、安全に封印、保管する命令を出した。

 そのレイの体に、ユイが戻る確立は2%、レイが戻る確立は98%とMAGIは計算していた。そして、どちらかが戻る確立は99.99%だった。

 私は、最後にこの計画に賭ける事にした、自分に出来る、最善の手段として。
 
 私の犯した罪は沢山有る、それは私が持って、地獄なりに落ちれば済むまでの話だ、だがお前は、確実に、お前に出来るだけの事をして、今生きていると思う。そして、罪に怯えていると思う。それは私自身もそうだったから良く解る。

 人は罪を作って生きていく物だ、多かれ少なかれ、罪を背負わない人間は居ない。


 シンジ、自分の犯した罪を、踏み台にして生きていける強い心を持て。



 父として、お前に頼む、サードインパクトから、13日後に、松代に行って欲しい。
 
 これに従うか従わないかはお前の自由だ、全てがお前の自由だ、未来を作り出すのはお前の行動なのだ、私はお前の行動に期待する。



 すまなかったな。レイを頼む。


 碇ゲンドウ

 父さん!

 僕は、視界がぼやけるのを感じていた・・・泣いてはいけない、泣いてはいけない。

 もう2枚のNERVの書類に目を通した・・・辞令?

辞令

 前エヴァンゲリオン初号機パイロット 碇シンジ 三尉
 

 右の者、NERV松代支部、作戦指令に任命する。階級は、この書簡の受理をもって、二佐とする。

 
 国連所属NERV特務機関 日本本部 司令官 碇ゲンドウ


 
 

 もう一通

辞令

 前エヴァンゲリオン零号機パイロット 綾波レイ 三尉
 

 右の者、NERV松代支部、作戦指令補佐兼技術部長に任命する、階級は、この書簡の受理をもって、三佐とする。

 
 国連所属NERV特務機関 日本本部 司令官 碇ゲンドウ


 
 

 これ何?・・・・


 「・・・・碇くん・・・これはお墓?・・・・」
 綾波の言葉で我に返った、綾波は既に出発の準備をし、戦自の制服を着て自分のチェストの上に並ぶ、遺品を見ていた。

 「うん・・それに近いかも知れない。」

 「そう、これは、ここに置いていくの、もって行くの?」

 「ううん、この父さんの手紙と一緒に外で燃やす。これらは、僕の心の中に有ればいい物だから。」

 「そう、それでいいのね」
 僕は一瞬このレイは母さんなのかも知れないと思った。

 「綾波・・・・これ父さんの手紙に入ってた。」
 僕は、綾波宛ての辞令を手渡した。綾波は内容を一瞬で目で追った。

 「碇くんのも見せて」
 僕は、自分の分を、綾波に手渡した。ほぼ一瞬で内容を読んだのだと思う、すぐ、僕に返して来た。僕はもう一度その辞令に目を落としていた。

 「碇くん・・・碇くんはこれを受理するの?」

 「解らない、でも松代に行く、こんな肩書きが今役に立つとは思えないけれど、何かの符号なのかも知れないからこれは受け取るよ。」

 「碇指令!」



 「え、僕?」

 「ええ、この書類通りならば、碇くんは、碇指令、私はその副官と言う事よ。」

 「意味が有るの?」

 「有るかも知れない、すぐ松代に向かいましょう。一分に一人のスピードで、人が死んでいるのかもしれない、それを少しでも遅らせるために。」

 綾波に先導されるように、僕は部屋を横切った・・・遺品類は、綾波が紙袋に入れてくれた。
 昨晩綾波を迎えた、鉄の扉・・・その前で、綾波は一歩引いた・・・・なぜ?・・・・でも僕は躊躇しなかった、鉄の扉のノブを回し

 ガチャン

 僕は一気に扉を開いた・・・真夏の太陽が眩しかった、強い日差しだった・・・僕は躊躇せず、廊下に出て、階段に向かって小走りに走っていた。


 サードインパクトの13日目に僕は目的を持って、その部屋を出た、自分の手でドアを躊躇無しに開いて。
 これからの未来の可能性を求めて!

 大急ぎで、遺品に火を放ち、消しもせずに走り始めた車から、僕が振り返ると、その炎が笑っているような気がした。僕は二度振り返る事はしなかった。





 綾波の部屋のドアは、また鍵をかけること無く閉ざされ、何事も無かった状態に戻った。



<この章の後記・・・>

綾波の使った車は、トヨタメガクルーザー。高機動車の指揮車仕様と言う想定です。軽い防弾処理が施されている軽車両、オートマチックトランスミッション装備、最高速度100km時クローズドボディの、四人乗り、小型の衛星通信アンテナを装備してる・・・そうゆうつもりです。・・ここでは関係無いですが・・・・

実は綾波がシンジに敬礼するシーンが最後まで有ったんですが・・・捨てました。
制服に征されず・・・人の希望を失わせないために着てるのだから・・・その仕草をする必要は無いと思い。
志同じくする笑顔に代えました。
同時に綾波と言う存在が、軍とか部隊とかそうゆう意味での、絆もゲンドウから習っていると言う想定です・・つまり、「葛城一尉・・それは命令ですか?」と言うことで、上官と、従者の関係を理解してると言うイメージです。それもまた彼女の絆のもう一つなのだと・・・自分が、信頼できる上官を得た喜びのような・・・そうゆうイメージです。それも絆だと思います。


海外派兵もそうですが、戦闘服で無く、儀礼服で行ったら一つの信頼に繋がるような気もしました。
今回・・ここを動画にするといいかもね・・と言うシーンが無く・・・別案では、二人でお墓を燃やすシーンが有り、(つまり時間が有る)その燃やす理由など、結構色々有ったんですが・・・そんなに時間が有ると、カヲルを出す儀式に入るので・・・シンジのためを思って・・・忙しくしてしまいました。
「その2」で、制服がぐちゃぐちゃになってるのは、その1で、シンジがブラックアウト後、暴走したと考えてます。
別案の、エロエロラインでも・・さすがにここで襲ってません・・・だって二週間風呂に入ってない・・・想定なんですよ・・・これ・・・・あんまりでしょそれ。
基本的にベットまで運んだ綾波を、ベットに引き倒して、胸で泣きはらした・・・「あやなみ・あやなみ」って泣き疲れるまで騒いだと・・・その程度で考えてます。
綾波の性格は・・・基本はユイ・・・教養と、常識は赤城リツコと言う想定でやってます。

この日綾波は心配で寝ていない・・シンジが食べた最初の食事もしていない・・・そう考えて書いてます。
リクエスト有れば、ここから、松代までの道中は・・・有ったのに捨てたので・・・まとめ直して外伝化は出来ます。・・・トヨタメガクルーザーのデーター探さないと・・・
寝てない、食べてないは・・そこで出てきます。昨晩の暴走の真実も・・・

エロエロ編の方は、風呂入ってからって言う想定なので、アスカの忠告を無視し・・・もう一泊と言う想定でした。ガンガン・ラブラブ路線に行ったので、腹立てて放棄しました。04式自動小銃を乱射する綾波も作りたくないし・・・・彼女は、アダムと決別したリリスとして、母性・・・・人を生かせるために手段は選ばないが・・・と言うイメージで考えてます。このSSでの、碇ユイと同じく、人を生かす為にならば、自分の損失はいとわない・・・そうゆう見方です。・・・ただ、自分にとってのアダム(シンジ)を狙う者に対しては使徒である・・・そう考えてます。

 道徳概念も使徒なので・・・・それはエピローグに有ります。






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