それは、
僕が綾波からもらったもの。
空色の髪と、
紅色の瞳と、
微かに見せてくれた微笑。
僕が失ったもの。
今も聞こえる、
僕の名を呼ぶ、「碇君」という声。
綾波の声。
綾波からもらった、
僕の涙。
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