海外版貞本エヴァ
貞本エヴァの海外版をいくつか紹介していきます。今ではとりたてて珍しい物ではないと思いますが、ネタということで。(2010.01.02 文責・Hoffnung)
□■□ 韓国版 □■□
ソウルの大型書店で買いました。
やはり選んだのは第3巻(w
表紙に「新世紀」はあるけど、本文はみんなハングルでした。効果音までハングルだと、けっこう面くらいます。これは後で紹介するタイ語版も同じ。ドイツ語版も効果音はアルファベットに置き換え。
書店では、日本文化禁止令はどこ行ったの?という感じで、輸入コーナー(日本からじゃ「洋書」とは言わんわな)にはファッション雑誌にまじって日本のアニメ雑誌もありました。翻訳もけっこう出ていて、村上春樹のIQなんとかは平積みでした。
□■□ タイ版 □■□
バンコクの紀伊國屋で購入。日本文化はたくさん入っているお国柄なので、現地の若者もけっこうアニメはくわしかった。エヴァの話になって、「EOEは鬱だったよねー」「うんうん」と。新劇場版を見たらどう思うだろう。
ま、もともとタイ語はわからないんだけど、文字がデフォルメされてるとタイ文字であることすらわからん。韓国版とおなじく、擬音もタイ文字です。
たしかタイ文字は縦書きはしないので(少なくとも現代は)、吹き出しはぜんぶ横書きですね。造本がちょっと粗いため、スキャナせずに軽くおさえてデジカメで撮影。
□■□ ドイツ版 □■□
まあ、アルファベットじゃ大して面白味もないしで、表紙の画像だけでいいか。
記念すべき第1巻、題名のAngriff der Engelは「使徒、襲来」そのままですね。Carlsenはヨーロッパ大手のマンガ出版社のようです。広告がはさんであって、「読者の人気投票で、次の出版作品が決定!」てのが笑える(ちなみに対象は二択で「X/1999」と「Angelic Layer」とありました。なぜか題名は英語のまま)。2000年時点の話です。新宿の紀伊國屋でもドイツ版は売っていたような。Frame by Frameでのドイツ語の台詞は、ここから借用しています。
□■□ 台湾版 □■□
これは漢字だからあるていどわかりますね。日本でもしかるべきお店に行けば手に入るのではないだろうか(中華街とか?)。「福音戦士」というのはずいぶん前にも話題になったような。
帯にはちゃんと「版権取得」とあります。台湾でも権利関係は昔に比べればぜんぜんまともでしょう(大陸は知らんが)。
これだけは、擬音効果とかは日本語のまま。ひらがな、かたかながとりあえずわかる人が多いのかも。ちなみに台湾版にはときどき注があって、お勉強にもなります。「ヤシマ作戦」のところでは、源平の故事をひいて決戦の場という説明がありました(でも最終決戦は壇ノ浦だったっけ?)。
カタカナ表記されているキャラ名を漢字で書いたらどうなるかがわかって面白い。漢字名は、日本での設定資料はありましたっけ?そこまでくわしくないもんで。「源堂」はなんか雅号っぽくて面白いです。「零」はまあ他にないでしょうが。「真嗣」なら次男じゃなくてもだいじょぶですね。