アヤナミストのための

課 題 図 書

皆さまからご推薦戴いた「綾なんだ」小説・コミックスです


 

鈴木さんからのご紹介 (小説)

 

● 『シーラという子』/ トリイ・ヘイデン著/早川書房

 

この本は、泣けます。とにかく泣けます。
でも、痛いということはないです。
虐待を受けていたせいで他人を敵だとしか思えなくなってしまった
女の子シーラと、この本の著者トリイの交流を書いた実話で、
「レイがシンジ等の他人に心を開いていく様子を丁寧に描いたssが好き!」
という人(もちろん他の人も)、ずぇぇったい!お薦め!!
すばらしく感動的な本です。

本の最後にシーラがトリイに送った詩が載っているのですが、
これがまた素敵です。


● 『ヴァーチャル・ガール』/エイミー・トムスン /ハヤカワ文庫sf

 

これは純真無垢なロボットの女の子マギーの成長を描いたお話です。
マギーがなんとなくレイっぽいです(個人的な感じですけど)。


登場人物をレイやシンジにあてはめようとすると、
「シンジ、おまえには失望した」って感じで、lrsにはならないのだけど、
でも、レイが誰とくっつくか?という問題をとりあえず置いとけば、
「レイちゃん、もっと自分のために生きて!」ってのは、
レイ好きな人の共通の気持だと思うので、
紹介しました。

(私は映画の「私はあなたの人形じゃない」を聞いたとき、
心の中で「イヨッシャーッ!」とガッツ・ポーズしてしまいました。
映画の結末は好きじゃないんだけど)


 

横着星さんからのご紹介 (小説)

 

● 『アプサラス―神の逆鉾(全3巻(一応完結))』/吉岡平/朝日ソノラマ文庫

なんと言うか反則的に確信犯的に綾なんでる小説(最終巻だけね)。
何か絶対evass読んだでしょ? あんた?って突っ込みたくなる小説。
ぜってーあのヒロインって狙ってるよなー(苦笑)。
そして、あと書きが更に確信犯的で笑えます。

 

 
木野神まことさんからのご紹介 (小説)

●『ブギーポップ・リターンズ vsイマジネーター』/メディアワークス

小説でpart1,2と出てます。
この作品に出てくる「織機 綺」と言う少女 もうすごく綾波です(笑
特に2の最後なんて最高です、ぜひお薦めします。

 

横着星さんからの追加コメント

「織機 綺」はモロ綾波入ってますわ、
私も「ウン、ウン」とか思って 見てました(ほとんどlrs)。
ラストはホント「良かったねー」って感じでしたのう。
これからもあのカップルには様々な問題が生じるだろうけど、
お互いにそれを 乗り越えていって欲しいものです。

 


 

BMMさんからのご紹介 (小説)

 

●『ジェニーの肖像』/ロバート・ネイサン/ハヤカワ文庫NV

幻想恋愛小説の古典。これに影響を受けたと思しき少女マンガは数知れず。
愛は時間を超えて届く。

 

●『たったひとつの冴えたやりかた』/ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア/ハヤカワ文庫sf

お約束(^^)。タイトルだけはみんな知ってますね?
ああ、本当にEVAの最終話がこんなお話だったら!!

 

●『暁はただ銀色』/光瀬龍/朝日ソノラマ文庫

横着星大兄御公認の綾なんでるジュニアSF。
ヒロインのイメージはとっても綾波。
光瀬流ジュニアsfの集大成。
(管理者注:現在入手はとっても困難です。(涙))-> その後ハルキ文庫より再販(「夕映え作戦」に収録)

 

●『夏への扉』/ロバート・A・ハインライン/ハヤカワ文庫SF

タイムトラベルSFの古典のひとつ。
主人公は、単なるネコ好きのロリコンじゃないか
とか、そういう突っ込みはしないように(^^;。

 

●『猫の尻尾も借りてきて』/久米康之/朝日ソノラマ文庫

上記『夏への扉』へのオマージュとも言うべき作品。
実に良く出来ているし、ちゃんと可愛い女の子も登場します(^^)。
爽やかな読後感。

 

●『夜の翼』/ロバート・シルバーバーグ/ハヤカワ文庫SF

これも幻想SF小説の古典。
未来、文明が退化してしまった世界のお話。
ヒロインの空を翔けるアヴルエラのイメージは美しすぎる。

 

●『理姫-YURIHIME-』/結城恭介/徳間アニメージュ文庫

転校生の小山内美理はスポーツ万能、成績優秀の完全美少女だった……
今となってはありがちな設定にありがちなお話、でも良いです(^^)。

 

●『無伴奏ソナタ』/オースン・スコット・カード/ハヤカワ文庫SF

短編集表題作。この作品には女の子は登場しません。
ではなぜ勧めるのか?
この透明で美しい哀しみは……綾なんでます。

 

●『転校生』/森真沙子/角川ホラー文庫

学校という日常に異世界を運んでくる「転校生」。
その転校生が美少女なら、それはもう事件の始まりに違いないのだ。

 

●『妖聖記』/竹河聖/角川文庫

異世界からやって来た異形の化け物は愛らしい美少女に姿を変える。
倫理観を超える究極なる愛情。

 

 

●番外……『エンダーのゲーム』/オースン・スコット・カード/ハヤカワ文庫SF

上記の短編集『無伴奏ソナタ』に収録。
EVAの世界観の元になったのではないかとわたしが考えている作品。

 

上記『妖聖記』への横着星さんからの追加コメント

(『妖聖記』には)
この続きで「妖聖、還る」、「妖聖よ、永久(とわ)に」ってのがありますが
ラストは「やっぱ、これしかないか・・・」 って終り方でした。
(meimuのイラストも良かった)。

「暁はただ銀色」のヒロインがレイの「光(奇麗さ、はかなさ)」を体現する
キャラだとすれば、このヒロインは正にレイ の「闇(おぞましさ、不気味さ)」
を体現するキャラでしたのう。 でもそれだけにその愛情は「ひたむき」で「健気」で
「いじらしく」、ホラー小説なのに読んでいて思わず、ころころころ・・・・・・。
主人公の「お兄ちゃん(人間)」も シンジを連想させるほど弱っちくて(だから強い)
ただただ優しくて、ええキャラでしたわい。

まあ一種の異類婚ストーリーで内容的にもチグハグな所がありますが、ラストでの
「お兄ちゃん」がヒロインに対して言っ た言葉は、そして取った行動は、レイとシンジ
の愛情の行きつく一つの形とも重なりアヤナミストならば素直に泣けます。
しかしでもこれって元のノベルズの方では(帯には)「エロティック・ホラー」だの
「官能小説」だとか書いてあって未成年は読んじゃいけない分類になってたんだよね(確か)。
最初文庫買って(文庫にはそういう風には無かった)その後にノベルズを入手したのだけど
「なんだかなあ、なんか違うと思うがのう」って思ってしまった(苦笑)。

 


minatoさんからのご紹介 (小説)

 

●『aqua 水のある風景』(全二巻)/集英社文庫コバルトシリーズ/波多野 鷹著

現実に居場所を持ち切れない少女が、世界と触れ合う物語。
主人公の少女が、綾なんでます。
最後まで読んだ時、lclの海から帰ってきた気分になれると僕は思う・・・
(おまけ:僕のhn、minatoはこの小説の登場人物からいただきました。)

 

●『夏街道(サマーロード)』・『水路の夢(ウォーターウェイ)』/徳間書店アニメージュ文庫/早見 裕司著

連作です。挿し絵が川原由美子さんです。
モロ綾なんだ少女が出てきます。
『揺らぐ光』の描写が、透明で・・・綺麗です。

 

 恋歌さんからのご紹介

 

●『グリーン・レクイエム』/新井素子著

主人公の想いが叶わないって所と、
自分を犠牲にして恋人を救うと言うのは共通項だと思うけど。
個人的に思い入れのある本ですので・・・・何とも。
よかったらどうぞ(~_~;)

 

きよきよさんのご紹介 (コミックス)

 

●『a−a'』」/萩尾モト著

これは、わりと有名なマンガで、文庫にもなってたと思います。
tvの終盤でレイの出生などが分かったとき、最初に思い出したのが、この作品でした。
これは全3話か、4話の連作なんですが、(記憶で書いてるので、違ってるかも…)
第一話のストーリーを簡単に紹介しますと...

ある星の開発基地みたいなところに、ひとりの女性が派遣されるところから始まるんですが、
その女性は、かつてその基地にいた研究者のクローンなんです。 基地のみんなは、彼女に、
「お帰りなさい」とかって、優しく接するんですが、あるひとりの男性だけは、冷たく接します。
と言うのは、彼は、生前(?)の彼女の恋人だったから...

って感じのストーリーです。 
なんか、雰囲気でしょ(笑) 

 

横着星さんのご紹介 (コミックス)

 

選んだ基準は「閉塞感の中であがき、もがき、居場所を求め続ける人間模様」ですので
厳密に言えば「綾なんでいる」とは言えない作品も混じるかもしれませんが了承下さいね。
(ぬほほ)

 

●ジョセフへの追想/ 渡辺たえこ 作/小学館

異形と成り果て死を望む想い人に少女は「共に生きる」事を望んだ・・・。
そして優しく切ない思い出と追想は、相手が異形と成り果てようとも、
科学の力を持ってしても消しさる 事は出来なかった・・・・。

 

●盗まれたハネムーン/ 柴田まさひろ 作/白泉社

家元(bmm氏)御推薦。
結婚初夜に謎の失踪を遂げる花嫁。
そのあとを追い出生の秘密を調べるうちに少しずつ明らかになる恐るべき事実。
重なり合う記憶と想い・・・・最後に残るのは誰か?

 

●羊のうた/冬目景 作/月刊コミックバーズ連載中スコラ社(1、2巻出てます)

幼少の頃に別れ、記憶の中に沈んでいた姉との十数年ぶりの再開。
美しく謎めいた姉、何ゆえに医師である父は姉を一人だけ連れてその姿を隠していたのか?
浮き上がってくる姉と父の秘密。 一族の呪われた血。そして体の変調・・・・・。
それぞれが最善と考え取った行動が少しずつ今までの日常の歯車を歪ませ、きしませ行く・・・。
どうしようもない閉塞感・・・・恐れながらも姉に惹かれて行く主人公・・・何処にも救いも逃げ場も無い
・・・・ただ追い詰められて行くだけ。

 

●真珠とり/ 清原なつの 作/集英社(りぼんコミック)

3パターン、3人の女性の不思議な綾なんだ愛の話です。
読んだ貴方は、lclの中でいちずに想い人の帰りを待つ「小夜子」に惹かれるでしょうか?
はたまたは、奔放な「華子」に共感するか? (でもこれってアスカ様だよな)
それとも「まりあ」に究極の愛(人類補完計画)を見るか?

 

●闇のパープル・アイ/ 篠原千絵 作/小学館

少しづつ異形へと変貌して行く己自身。
呪われた血がもたらす悲劇
・・・そして長い逃避行の末に訪れる別れ・・・・。
だが母の願いは娘に託され、自由の空に飛び立つのだ・・・。
母娘二代に渡る壮大な異類婚ストーリー(個人的には娘の話の方が綾なんでいるような気が・・・)。
1〜2年程前にドラマ化もされました(内容は言うまい語るまいって奴でしたが)。

 


●坂道のぼれ!/ 高橋亮子 作/小学館
●道子/ 高橋亮子 作/白泉社

こんなモンまで載せたらただの「私の推薦コミック」になる様な気もしますが、
「彼氏彼女の事情」が「立派なシンジ君と素直なアスカ様のlas」と呼ばれているようですので、
まあこんなのも有りかのうって理由で。 ←何がなにやら(苦笑)
もし本編系の性格のまま学園lrsを遣ればこんな感じになるかなあって内容ですね。
「閉塞感の中であがき、もがき、居場所を求め続ける人間模様」が如実に現れています。
ただよりevaっぽさ&綾なんでいるのは「道子」の方かもしれません。

 

ps:「羊のうた」以外は十数年前から二十年以上前の作品ですので普通の書店では入手困難かもしれませんが
古書店では比較的入手しやすい(良く見かける)ですので興味があればそちらの方を探して下さいませ。
なおこの内の幾つかは文庫判で再版されているようですので、そちらを探しても良いでしょう。



 


このファイルはhp「piece of dreams」からの転載です
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