ちびたらこさん

 

 

 

 雪…

 白いもの…

 同じものがいっぱい

 すぐ消えてしまうもの

 なにも残らない…

 要らないもの…

 …私…

 


 


「そんなっそんなこと、ないっ。」

ふと、目を上げると碇君の顔。思っていることをくちに出していたのね。

「綾波は…消えたりしないよ。」
「…でも…私…」
「綾波は…要らないものなんかじゃないっ。」
「…」
「…ミサトさんや…アスカや父さんや、いや、世界中のみんなが、
要らないといっても……ぼくは…」
「…碇君は?…」
「ぼくには…綾波が、…必要なんだっ。」
「…私が…必要」
「そう。綾波じゃないと…だめなんだっ。」
「…私…じゃないと…だめ」
「そう。…だから、…だから、ずっと隣に、…」
「…」
「ぼくの隣にいてくれるかい。」

 

 

 

 
















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新世紀エヴァンゲリオンは(c)GAINAXの作品です

Written by ちびたらこ for 綾波ML.

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