■論理的思考法
日本人にはこれがないと日本人が言い続けて100数十年
論理的に考える日本人だってそこそこいるはずだが、
大勢にはならない。
教育の問題だというのは簡単だが、教える前提としてある物の見方、
考え方にズレがあるのではないか。
●仮説1:
普遍的(誰でもどこでも妥当する)真理が必ず存在するという確信が
あまりないのではないか。個人的、地域的と言ったローカルな真理は
信じることが出来ても、どこにでも通用するものではないという考えが
底にあるのではないか。
もうひとつ、普遍的な真理は、段階(議論、論理構成)を踏んだ手続きに
よって見いだされるという考え方に対するものがある。
つまり、真理は直接的直感的に把握されるものが本来であるという考え方。
「論理的には分からない、感覚的にしか言えないが」
という言い方がされる、わたしだってする。
こういう言い方の底に上のような考え方があるのではないか。
むろん、普遍的な真理、段階的手続きが全てではない。
しかし、普遍性とローカル、段階と直接性、どちらを優位に置くべきなのか。
○問題点:
利害得失(現実的)と言う考え方 論理の底にある選別と排除
段階的手続きとはいかなるものか 無限定に置かれている"真理"と言う言葉
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