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ぱたぱたの(五)

Written by XXXs

いよいよ最後の決戦の時は来た…。
「エヴァシリーズ…そう…完成していたのね…」

ばさばさばさ

「ギュ、ギュキュギュキュ、ギュキュ●」
(ぼく、ぱたぱたウナちゃん、よろしくね。うふ(はあと))

パシャ!!

ぱたぱたぱた

「ひとつ…」

「ギュ!ギュギュキュゥ!ギュッギュ!!」
(ああっ!ウナ参号がやられた!くそ!なんてやつだ!あいさつもそこそこに!!)

「キュキュ!!ギュギュゥ!!」
(まとめてかかれ!!所詮多勢に無勢だ!!)

「ギュ!!」
(おう!!)

「何体まとめて来ても同じ事…。
私には、約36万人の碇くん(FMTTM + R.E.I.:05/23午後・綾波レイ調べ)が居てくれるし、
アンチATフィールドがあるのだから、あなた達には負けない…」

ぱたぱたぱた

ばさばさばさ


NERV本部発令所
「ついに始まったな…。こんな時に碇はどこへ行ってる!」

「あの…司令は、その、まだ、ユイさんと…」(何故か真っ赤なマヤちゃん)

「まだヤってるのか!あのふたりは!!呼び出しを掛けろ!」
(碇、いい加減自分の歳を考えろ…。
 ま、ユイくんがあれでは気持ちは解らんでもないがな…)

「もう見れません!!見たくありません!!」
(私、汚れちゃった…汚れちゃったよぅ…。どうしよう…先輩…)

「伊吹君?(見てたのか?ヤレヤレ)
 …もういい。戦いは我らの手を離れたしな。
 ロンギヌスの槍は既に無いのだ、今のレイなら心配有るまい…。
 それより戦自の方はどうなっている?」

「はい、現在第3東京市を中心に集結しています」
(ああっ!やっとセリフが回って来た!!By 青葉)

「ふむ、どう思うね、葛城君?」

「はい、一部ではどちらが勝つかトトカルチョが始まっているようですが、
 ほとんどの隊員がレイに賭けてしまっている為、
 量産機側に賭けていた者が降りてしまい、賭けは不成立となりそうです」

「事前に発動しておいた『戦自隊員・総アヤナミスト化計画』が功を奏したようですね」
(ううっ、やっとセリフが…By 日向)

「うむ、シナリオ通りだな…」


その頃パイロット待機所では…。
「あ〜あっ、なんか、暇ねぇ…。
………
ねっ、シンジ、キスしよっか」

「なっ、なに言ってんだよ!アスカ!こんな時に!!
 綾波はひとりで戦ってるんだよ?!」

「レイなら大丈夫よ。ねっ…」

「だっ、ダメだよ、アスカ、ちょ、ちょっと!!」

#シンちゃんピーンチ!!この一大事にレイは何をしている?!


レイを捕まえようと躍起になる量産機だが…
ぱたぱた…ぱたぱた…ぱたぱた…

「ギュゥギュキュギュ!」
(ええい、このチビが、ちょこまかと!!)

ばさばさばさばさば…

ごちん!!!!!!!

「キュゥ」x7

「所詮はウナギ頭ね、サイズの違いを考えずに一度につかみ掛かるから…」
ぱたぱたぱた

パシャ!!!!!!!

「あなたで最後ね…」

「キュキュ…キュギュギュギュウゥ!!」
(ぎく…ええい!このロンギヌスの槍(コピー)でもくらええっ!)

ブンッ!!

「ロンギヌスの槍?…そんなもの…」

パシャ!

「キュ…グググ…キュグキュギュ!!」
(うそ…か、かくなる上は…必殺!精神攻撃!!)

むにゅぅ

「ギュギュ!」
(ほら、同じ顔!)

パシャ!!

ぱた…ぱた…ぱた…
「あなた…死にたいの?」

#もう死んでます…。

「はっ!ダメ!碇くんが呼んでる!」

ぱたぱたぱたぱた…

#レイちゃん、ダーッシュ!!


パイロット待機所
バン!!!

「碇くん!!」

「あっ!綾波!!良かった、無事だったんだね!」

「碇くんも無事だったのね…。良かった…」

ぱたぱた

「チッ!早いわね…」

ジロッ
「アスカ…」

ギクッ
「はいはい、邪魔者は消えますって。じゃ、ごゆっくり〜」

プシュ

「…ちぇ、シンジのバカ…」

「よぉ、アスカ、もう待機は解除かい?」

「加持さん…。ねぇ、男の人って、やっぱり、羽が有る方がいいのかな?」

「ん?…シンジくんか?」

「ち、違うわよ、一般論としてよ!一般論!」

「…そうだな、それは人それぞれだからな…。
 そもそも『アヤナミスト』と呼ばれる人間の中でも『羽レイ』ファンは特殊だし、
 ネット上ではアスカの『下僕』の方が多いんだぞ。自信をもっていいと思うがな…」

「でも、たとえ幾千万・幾億の下僕がいたって、
 たった一人の好きな人に振り向いてもらえなかったら意味無いじゃない!!
 決めた!!アタシも、羽生やす!!」

「おっおい、アスカ、冷静に…」

「リツコに頼めばなんとかしてくれるかもしれないわね…」

「リッちゃんに?…いかん、正気を失ってるな…」


その頃、肝心のリツコは…
若返って羽を生やしたユイに対抗すべく、空になった初号機のコアに自らダイヴしていた。

(参ったわね…どうやったら元に戻れるのかしら…?)

#をいをい、リッちゃん…(^_^;)。


同刻、発令所
不機嫌な顔をしたレイを前に冷や汗をかく冬月。

「もう少しで碇くんとひとつになれたのに…」

ぱた…ぱた…

「(汗)いや…呼び出して済まなかったな…」
(碇のやつ、厄介ごとばかり押し付けおって…)
「ごほん、実は諸悪の根源は…」

………

「そう…その『委員会』ってのを潰せばいいのね…」

「ああ…その時こそ、君達ふたりを邪魔する者はいなくなるのだよ。
 やってくれるかね?レイ」

「はい。待ってて、碇くん…」


『委員会』のメンバーは、レイにより次々と LCL へ還元されて行った。
ぱたぱたぱた

パシャ!

ぱたぱたぱた

パシャ!

ぱたぱたぱた

パシャ!

ぱたぱたぱた

パシャ!

ぱたぱたぱた

パシャ!

ぱたぱたぱた

パシャ!

ぱたぱたぱた

パシャ!

ぱたぱたぱた

パシャ!

ぱたぱたぱた

パシャ!

ぱたぱたぱた

パシャ!

ぱたぱたぱた

パシャ!


がさがさ
「チェックリスト…ええっと…委員ASAI…委員XXXs……
 監督?…副監督?…資金補完計画主任?…変なの…。
 で…あなたが最後ね、委員長…」

ぱたぱたぱた

「我らはこの時の為に存在したのだ…。良い…全てはこれで良い…」

パシャ…


かくして『綾波レイに補完される委員会』はその本懐を遂げたのであった…。

#ヲイヲイ!いいのか?!(^_^;)


レイの部屋
シンジは食事を作ってレイを待っていた…。

ぱたぱたぱた…

「あ、帰って来た…。綾波!お帰り!」

「碇くん…ただいま…」

ぱたぱた

「お疲れさま。食事、出来てるよ」

「アスカは…来てないのね…」

「うん、何か、本部でリツコさんを探してうろうろしてた。
 先に帰っててって…。だから、ぼく、一人で来たんだ…」

「そう…じゃ…ふたりっきりね…(ぽっ)」

…ぱた…ぱた…

「う…うん…(ぽっ)」

「碇くん…」

……ぱた……ぱた……

「綾波…」

「……」

「…」


………


おめでと〜!!ぱちぱちぱちぱち!!



To Be Continued...

あとがき
電波が…電波が命令するんです…(^_^;)。


ええっと…無断で肩書きを使わせていただきましたが、けっして害意が有るわけではありませんので、お許しを…。>心当たりの有る方々

特に『綾波補完委員会』委員長 malさんには大感謝。あのネタ、使わせていただきました(^_^)。

とりあえずはこれで一段落。でも伏線また幾つか張っちゃったから、また電波が来たら何か書くかも…(^_^;)。

これの第壱話からの分岐で一人称物ぱたぱたレイちゃんも書きたいんだけど、そろそろ『エヴァ++』も次を書かないといけないし…。

ぜひ、あなたの感想をこちらまで>[ xxxs@kiwi.ifnet.or.jp ]

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