「普通じゃない」

A LIFE IS ORDINARY 　絶対に私は普通じゃない。　だって、違うもの・・・他の人と・・・他のものと・・・　だから、私は普通じゃない。　今、私は何を見ているの？　見える、そう、これが見えるという感覚。　生きる、そう、これが生きるという感覚。　私が見ている物が、私の生きる世界。　普通じゃない、世界。
	あなたは、なぜ、生きているの？何のために生きているの？他とは違うという感覚。あなたが私の奥に見ているのは、何？私に求めているものって何？私はあなたの人形じゃない。私はあなたの人形じゃない。人形じゃない。人形じゃない。人形じゃない。人形じゃない。
じゃあ、何？私は何？私は、誰？あなたは誰？そして、何を、望むの？
	普通の世界を下さい。

　暗闇の中、どうしようもない暗闇の中。

　私はそこに生きていた。

　私は、一人だった。

　だったじゃない、今も一人だ。

　一人こうやって生きてる。

　殺される日の前日。

　私は、もう一人の私は、私を見て何を考えていたんだろう？

　孤独は慣れている。

　あそこの中では常に孤独だったから・・・

　だからいいの、この世界で孤独でも・・・

　でもいつかこんな私にも、生きる理由が見つかるのかしら？

　１０年後の私には、何が見えているの？

　１０年後の私も、同じ世界があるの？

　教えて、教えて、誰か教えて・・・

　碇指令。

　あの人は誰？

　あの人は、何を望んでいるの？

　わからない。

　わからないけど・・・私はあの人が望むことなら、何でもする。

　何でも出来る。

　だから、私に下さい。

　普通の生活を・・・

Imaged by BMM

Written by Helo

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